県高校総体 バスケットボール女子 王者としての成長が見えた明豊が3年ぶりのV 【大分県】
2024/06/09
- 高校総体
激しいマークに苦しみながらも力を発揮した末永は、「基本に立ち返ったことで、楽しく戦おうと思えた」と、気負いはあったものの昨年の大会よりもリラックスして戦えた様子。インサイドプレーやリバウンドで勝利に貢献した永原は、「明豊らしいスピードで流れをつかめた。我慢の時間も自分のやるべきことができた」と話した。
試合では王者としてのプレッシャーを力に変える精神的な成長も見られたが、大会わずか2週間前には、「なんとなくうまくいかないという違和感があった」と杉山監督。不安を払拭すべく、パス、レイアップシュートなど、基本的な技術を改めて徹底練習した。個々の技術が上がったことで、我慢の時間にも慌てず、冷静な判断が勝利へつながった。
2年時から主力メンバーとして活躍してきた選手たちの経験値は上がり、全国での期待はさらに高まる。全国の最高成績は昨年度のウインターカップでの2回戦進出。全国ベスト8以上を目指して、基本技術の精度をさらに上げていく。
3年ぶり5回目の優勝となった
(黒木ゆか)