県高校総体 バレーボール男子 3年ぶりに王者奪還に成功した大分工業 【大分県】

2024/06/08
  • 高校総体

 勝利の瞬間、雄たけびを上げてコートに倒れ込んだ選手たち。1年間2番手に甘んじてきた悔しさがあるからこそ喜びも大きかった。試合後、江崎監督は「どんな状況でも腐らず、おごらず、バレーに向き合ってきた。そんな真面目さ、粘りの勝利」と選手たちをたたえ、「とにかくうれしかった」と珍しく自身の感想を添えた。寡黙な監督の一言には、決して平坦ではなかった1年分の思いがにじんでいた。

 

 全国高校総体での目標は一戦一戦を堅実に戦うこと。遠島は「自分たちの代で全国に出るのは初めて。大分工業の粘りのバレーを見せたい」、藤野は「自分たちは先生や保護者などたくさんの人に支えられて強くなれた。その恩を返したい」と決意を語り、全国での飛躍を誓った。

 

3年ぶりの優勝となった大分工業

 

 

(甲斐理恵)

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