県高校総体 ハンドボール女子 10連覇達成した大分の見据える先は日本一【大分県】

2024/06/07
  • 高校総体

 今年のチームは170cmの阿波野を筆頭に167cmの塩津心美(3年)、165cmの外口彩奈(同)ら先発メンバーの平均身長は165cmを超える。全国でも大きなチームで、高さに加えシュート力もあるためハイテンポな点の取り合いを得意とする。

 

 ただ、滝元泰昭監督は「今までやってきたことは出せたが、全国で勝つためには満足できる内容ではない。春の選抜で、力を出しきれないときに何ができるかという宿題をもらった」という。今後は全国高校総体に向けて、無理して速攻に行かず、ボールを回してチャンスをつくるセットオフェンス(遅攻)を取り入れ、新たなフェーズ(段階)に入ることを示唆した。

 

 エースの塩津は「ロングシュートやスペースを狙った展開など攻撃のパターンを増やしたい」と話し、阿波野は「持ち味のディフェンスを磨きたい。日本一になる最後のチャンスなので、しっかり準備したい」と力を込めた。

 

10年連続12回目の優勝となった大分

 

 

(柚野真也)

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