県高校総体 バスケットボール男子 守備からリズムをつくった柳ケ浦が優勝 【大分県】

2024/06/06
  • 高校総体

 高さとリバウンド力でチームをけん引するボディアン・ブーバカー・ベイノット(3年)の活躍に加え、1年生のファデラ・ママドゥの成長も見られ、留学生2人が高さで相手を上回った。ベイノットは「(控えの選手がいるので)交代しても大丈夫という心強さがあったから思い切ったプレーができた」と、チームメートの存在によって最大限に実力を発揮できた。攻守ともに黒子的な役割を果たし、要所では自ら切り込んで得点を重ねた山根遼太郎(3年)の活躍など、チーム全員で戦い抜いた。「交代しても精度が下がらない選手層の厚さが今年の強み」と山根。全員がこれまで試合を意識して練習に励み、コートで役割を果たした結果が表れた一戦だった。

 

 「つかみかけた優勝を逃した(昨年の)経験があったので、ぐっとくるものがあった」と、昨年の悔しさを思い出しながら笑顔を見せた中村誠監督。これまでの全国での最高成績はベスト16。「ディフェンスから流れをつくる柳ケ浦らしいバスケの精度を上げて、過去最高成績を目指したい」(中村監督)と、勢いそのままに全国に挑む。

 

2年ぶりの優勝を決めた柳ケ浦

 

 

(黒木ゆか)

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