県高校総体 バスケットボール男子 守備からリズムをつくった柳ケ浦が優勝 【大分県】

2024/06/06
  • 高校総体

大分県高校総体バスケットボール競技

6月3日 ダイハツ九州アリーナ

男子 決勝リーグ最終戦

柳ケ浦81-69別府溝部学園

 

 決勝リーグを互いに2勝で迎えた柳ケ浦と別府溝部学園の最終戦。終了間際に逆転負けした昨年の雪辱を果たした柳ケ浦が2年ぶりに全国高校総体(インターハイ)の切符をつかんだ。

 試合終了後、全力で戦い抜いた選手たちが笑顔や涙を見せたことからも分かるように、決して楽な戦いではなかった。新チーム始動から県内負けなしの柳ケ浦。昨年果たせなかった優勝、そして全国高校総体出場は「先輩たちの分まで」という強い思いを持つ選手たちの中で、いつも以上に大きな意味を持つ。

 

 試合はスタートから強さを増した守備力を発揮。特にボール保持者へのダブルチーム(2人で守る戦術)がうまく機能し、前半は別府溝部学園の得点を24点でおさえた。全員の守備意識が高く、「守備で流れをつくって攻撃へ」という柳ケ浦らしい得意の形で得点を重ねた。大事な場面で山下凛生(3年)が3点シュートを決めるなど、ベンチや会場の応援を巻き込みながら流れを渡さなかった。

 

要所で得点を重ねた山根遼太郎

 

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