県高校総体前特集 バレーボール男子② 戦力が整い盤石な大分南 【大分県】

2024/05/15
  • 高校総体

 チームの仕上がりは上々だが、全国での飛躍を誓う大分南が現状に満足することはない。「課題は多い。例えばサーブレシーブ。全国ではジャンピングサーブを多用するチームが多いので、そのパワーに負けないように鍛えたい。大エースがいない分、サーブで翻弄(ほんろう)できるよう技術を磨くことも必要。全国レベルにはまだまだ足りない」と厳しい言葉を紡ぐ柿原監督は、あらゆる面で力の底上げに取り組んでいる。

 

 もちろん、選手たちの意識も高い。チームの精神的支柱としての役割も果たす渡辺は「今年のチームは30人の大所帯。それぞれ思いも、性格も違うが、キャプテンとしてみんなが同じ方向を向けるように力を尽くす。県大会は全試合ストレートで完全勝利し、全国ではずっと目標にしてきたベスト8を目指したい」と力強く語る。渡辺の思いは全員に共通するもの。30人の気持ちを一つに、大会までの残りわずかな期間を駆け抜ける。

 

30人の大所帯となった大分南

 

 

(甲斐理恵)

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