県高校総体前特集 バレーボール女子③ 楽しむバレーで勝利を目指す大分西 【大分県】

2024/05/07
  • 高校総体

 外部コーチとしてチームを率いる浅井帆乃佳監督は「秀でた選手はいないが、バランスの良いチーム。昨年から試合に出ている3年生は経験値があり、知識がある。限られた練習時間の中で完成形に近づきつつある」と語る。毎日の練習は2時間程度と短いが、効率の良い練習法を自分たちで考える。もちろん、練習でも楽しむことを忘れない。笑うことで心身をリラックスさせ、脳を動かし考えてプレーする。和田は「相手の表情や陣形を見てプレーできるのが、このチームの武器」と胸を張る。

 

 勝っても負けても悲壮感はなく、笑顔の選手が多い。負けず嫌いが多いそうだが、気持ちの切り替えが早い。「反省するべきところは反省するが、引きずらない。次で取り返そうという思いの方が強い」。感情を制御する力の強さが、和田の笑顔から伺えた。県高校総体では2位以内が目標になる。3年生は高校バレーの集大成となる選手が多く、「勝負にこだわりたい」と大勝負に挑む。

 

楽しむバレーで全国高校総体を目指す

 

 

(柚野真也)

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