全国高校総体出場校紹介 陸上 4種目で上位入賞を目指す大分舞鶴 【大分県】

2023/07/23
  • 高校総体

 400メートルと1600メートルリレーで2冠を狙う高木は、「自分の走りを録画して分析し、課題を修正した」。北九州地区予選の400メートルでは、スタートは力まず、100メートル〜200メートルの区間で加速し、得意のコーナーで先頭に立ち、逃げ切る「必勝パターン」を確立。「この走りができれば日本一を狙える自信と感覚をつかんだ」。優勝後に足の痛みがあり、その後の1600メートルリレーでは思うような走りができず、不完全燃焼に終わった。それだけに全国高校総体では期するものがある。「誰よりも速く走り、トップで駆け抜ける」と語った。

 

 高木の良きライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)する安心院も好調を維持する。練習から自分を追い込み、妥協を許さない芯の強さは他のメンバーを奮い立たせる。跳躍の選手でありながら短距離も走れる河野、自立心が芽生えた荒川も調子は上向き。後藤は「男子の勢いに乗っかって入賞を目指したい」と意気込む。

 練習から互いを刺激し、競い合い、集中力を高めている。全国高校総体では日本一の期待がかかる。

 

切磋琢磨する3年生(左から高木、河野、安心院)

 

 

(柚野真也)

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