九州高校体育大会 ハンドボール女子 激戦を制した大分が九州王者に 【大分県】

2023/06/19
  • 高校総体

第73回全九州高校ハンドボール競技大会

6月18日 レゾナック武道スポーツセンター

女子決勝 大分21(9-6,12-9)15国分中央(鹿児島)

 

 決勝戦は序盤から緊張感があふれた。両チームの守備力が高く、パスカットから速攻を仕掛る展開が続くも得点には至らない。試合開始6分でようやく大分が先制点を奪うも、その後も一進一退の攻防が続いた。前半20分過ぎにタイムアウトを取った大分は、滝元泰昭監督が「焦らず、これまでやってきたことをやろう」と声を掛け、コートに送り出す。落ち着きをとり戻した選手たちは、じっくりとゲームを組み立て、3点リードで前半を折り返す。

 

 後半16分に一度は逆転を許すが、ここからギアを一段階上げた。「これまで逆転されるとズルズルと点差を引き離されたが、足を動かし守備からリズムをつくった」と高山遥奈(3年)。堅守から速攻の得意の形に加え、司令塔の古賀美陽(同)が試合をつくり、確実にゴールを決めた。「(速攻を止められた時)攻撃の仕切り直しを何度もやったことでかみ合った。うちのチームの特徴は個人の力が高いこと。一人一人の長所を引き出せばチームとしてはまる」(古賀)。速攻と遅攻を織り交ぜ、最後は連続5得点で粘る相手を引き離すと、タイムアップの合図とともにベンチ全体に喜びが弾けた。

 

司令塔として試合をコントロールした古賀美陽

 

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