県高校総体 サッカー女子 柳ケ浦が延長戦で勝利し5連覇達成 【大分県】
2023/06/14
- 高校総体
苦戦の要因はそれだけではない。今回の試合では主力選手を5人欠いた。林監督自身、軸となるメンバーを外すことで「荒治療」を施したという。全国大会での高みを目指すためにはチームの閉塞(へいそく)感を吹き飛ばし、一体感とメンバー外の選手の底上げが必要であった。「急造チームだったが、負けられない試合で勝てた。出場機会の少ない選手も起用できた。外された選手もスタンドで必死に応援していた。試合内容はともかくチームとして九州大会につながる結果となった。今日の収穫は大きい」(林監督)。
九州大会では、もう一度先発メンバーを見直すことになる。ここからはレベルの高い戦いとなるが、全国高校総体に出場するためには九州で2位以内に入らなければいけない。中村は「自分たちの予想より稲葉学園が強くなっていた。九州大会では相手に合わせずに自分たちのプレーに徹したい」と話し、重松も「今日の試合はハードだった。稲葉学園の守備力は高かった。なかなか得点できず焦りもあったが、何としても自分が得点する、チームを勝たせるという一心だった。九州大会で優勝して、日本一という大きな目標に向かいたい」と闘志をみせた。
決勝点はCKから生まれた
(阿部里美)