県高校総体前特集 バスケットボール男子(5) 悔しさバネに再興目指す大分舞鶴 【大分県】

2023/05/14
  • 高校総体

 県高校総体の前哨戦となった南九州四県対抗バスケットボール選手権(南九)の男子県予選では、別府溝部学園が2月の県高校新人大会に続き優勝した。頭ひとつ抜けつつある別府溝部学園を追うのは、どの高校か。県高校総体に向けて実力校の現在地を探った。

 第5回は南九県予選の準々決勝で敗退し、再起を懸ける大分舞鶴を紹介する。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 ベスト4

ウインターカップ県予選 ベスト8

県高校総体 ベスト4

 

 かつて常勝軍団として名をはせたが、2018年の県総体を最後にタイトルから遠ざかっている大分舞鶴。新チームとなってからも厳しい戦いが続いているが、「再び全国へ」という思いは変わらない。「今年のチームは、全員で勝とうという姿勢が見える」と池田剛監督。「飛び抜けた才能を持つ選手がいないからこそ、一人一人が自分の役割をしっかりと認識し、チームへの貢献を目標に努力を重ねている」という。

 

 県新人大会、南九県予選では試合の立ち上がりが悪く、ペースをつかむまでに時間がかかってしまったことが敗因のひとつ。また、相手のキープレーヤーに大量得点を許す試合もあり、「試合の中で修正力を付けることが課題」と池田監督。これには経験値が必要と考え、県高校総体までに1試合でも多く対外試合を重ねて強化を図っている。

 

チームの精神的支柱となる林孟

 

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