県高校総体前特集 バスケットボール女子(2) 2年ぶりの優勝に向け士気高まる明豊 【大分県】

2023/04/27
  • 高校総体

 4月にあった南九州四県対抗バスケットボール選手権(南九)の県予選で大分が優勝した。2021年のウインターカップ県予選から県内無敗は続く。1カ月後に控えた県高校総体でも大分が優勝候補の筆頭だが、虎視眈々(たんたん)とタイトルを狙うライバル校も力を付けている。県高校総体を前に実力校の現在地を探った。

 第2回は2年ぶりの優勝を狙う明豊。南九県予選で準優勝し、勢いに乗る。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 ベスト8

ウインターカップ県予選 ベスト8

県高校総体 ベスト8

 

 昨年の県高校総体で準々決勝敗退、そこからシード権を得られず、ベスト4の壁に阻まれ続け、苦しんだ1年間だった。杉山真裕実監督も「スタートのメンバーが固定できず、ずっと迷っていた」と振り返る。転機となったのが、年明けの県外遠征だった。下級生が力を付け、強豪校相手に互角に試合ができるようになり、新2年生を軸にチームをつくる方向性が固まった。

 

 2月の県高校新人大会では準々決勝で大分に敗れたが、試合内容は悪くはなかった。1対1がめっぽう強い末永瑠奈(2年)が鋭いドライブで切り込み、羽田さくら(同)と原田美優(同)が外角からシュートを放つ。左利きのセンター永原琉衣(同)はシュートレンジが広い。チームとして内外のバランスが良く、どこからでも得点を狙えるようになった。

 

南九県予選で準優勝した明豊

 

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