
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
バレーボールの全国高校総体への出場をかけた県高校総体が、6月4日から3日間行われる。全試合3セットマッチのトーナメント方式となり、準決勝以降は勝ち上がった4チームによるリーグ戦で王者を決める。今回は男女とも例年と顔ぶれの変わった今大会のシード校を紹介するとともに、注目選手などを紹介する。
女子の第3回は、継続路線で精度を高める臼杵。
■昨年度の主な成績■
県高校新人大会 準優勝
春の高校バレー県予選 3位
県高校総体 4位
第2シードとして臨んだ先月の全九州選手権の県予選は、コロナ禍による自粛で大会1週間前から全体練習を始めた。そのため、準備不足と選手のコンディション不良で不完全燃焼に終わった。祝園浩監督は「厳しい状況下での試合だった。選手が息切れしたことは仕方ないが、新チームになってから取り組んでいる、トス回しと攻守の切り替えを速くし、コンビネーションを使ったスタイルは出せるようになった」と振り返った。
大会後もコロナ対策には配慮し、練習試合に苦慮しながら県高校総体に向けて調整している。昨年から外部トレーナーの指導を受けて、選手のパフォーマンスは向上しており、「すべて継続することが大事」(祝園監督)と、スタイルの継続と精度やコンディションを整えることに重点を置く。
攻守の切り替えの速いスタイルを目指す臼杵
勝利の鍵を握るのは渡辺優菜(2年)。左右両方のサイドから力強いスパイクを打ち、得点力が高い。攻守の軸となるミドルブロッカーの岡田花奈(3年)は、試合でのスパイク打数は少ないが、コツコツと一生懸命に練習する姿がチームに好影響を与える。岡田は「(全九州選手権の県予選は)コンビネーションにズレがあり力を発揮できなかったが、それはすぐに修正できる部分。攻める姿勢を忘れずに試合をしたい」と話す。
県高校総体では、どこと対戦しても自分たちのスタイルを貫く覚悟だ。祝園監督は「相手によって自分たちのパフォーマンスを変えるほどの力はない。全力で一戦必勝で立ち向かうだけ。その先に結果があると思っている」と話した。
県総体に向けてプレーの精度を高める
(柚野真也)
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