県高校総体前特集 サッカー男子(7) 全員守備・全員攻撃で4強を目指す中津南

2022/05/08
  • 高校総体

県高校総体でトップバッターを切るサッカー男子。大会前1カ月を切り、優勝争いを繰り広げるであろう注目校の仕上がり具合をチェックする。第7回は今年度からOFAリーグ1部に昇格した中津南。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 ベスト8

全国高校選手権県予選 3回戦敗退

県高校総体 ベスト8

 

 中学時代にクラブチームで活躍した技術のある選手が多く、そこにサッカーの本質である球際の強さや攻守の切り替えの速さを追求した。今年度から赴任した西尾秀一監督は、「真面目で体を張れるチームだが、プレーの丁寧さと活気がほしい」と選手に呼び掛ける。

 

 チームスタイルは堅守速攻。少ないチャンスでいかに効率良く得点を奪うかがポイントとなる。今年度から「高円宮杯JFA U―18リーグ(OFAリーグ)」の1部に昇格し、県内の強豪校と試合を重ねている。現在はけが人が多く、ベストメンバーを組めない状況だが、カウンター時のダイレクトプレーに磨きをかけ、1-0の僅差で勝ち切る戦い方が浸透している。

 

 進学校のため、県高校総体で部活を引退する3年生が多い。キャプテンの畑中恒輝(3年)は「次が最後の大会となる部員が多いので結果を残したい」と高校最後の大会に向けて闘志を燃やす。まずは8強の壁を破り、ベスト4入りが目標となる。

 

OFAリーグ1部に昇格した中津南

 

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