県高校総体前特集 バスケットボール女子(2) テッペンを目指す中津北、伝統校の味わいを醸し出す

2022/05/06
  • 高校総体

 バスケットボールの夏の高校王者を決める全国高校総体(インターハイ)に向けて、県予選がおよそ1カ月後に控える。3月の県高校新人大会で上位となった実力校の現在地を探った。

 女子の第2回は、直近10年の県内主要大会で最も優勝回数が多い中津北。ここ1年は大分に女王の座を渡したが、復権に燃えている。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 準優勝

全国高校選手権県予選 ベスト4

県高校総体 準優勝

 

 昨年度は県内の主要大会で無冠に終わったが、県内随一の強豪校として名に恥じることはない。他校をしのぐ練習量、鍛え上げた走力と守備力、個人練習で何万本と打ったシュートは高い成功率を誇る。大津留礎監督は「ウチには天才はいない」と言うが、努力の天才たちが集まる集団が中津北だ。

 

 昨秋の全国高校選手権県予選に敗れてから、大津留監督は「これまでと選手へのアプローチを変えた。選手の自主性に任せている」と話すが決して野放しではなく、しっかりと方向性を示し、その過程を選手が話し合い、答えを導く。キャプテンの峯佳乃子(3年)は、「自分たちで考えることで先生(大津留監督)と意見交換できる。収穫も課題も自分たちで見つけやすくなった」と話す。

 

復権を目指す中津北

 

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