県高校総体前特集 サッカー男子(5) やるべきことを共有、組織力で勝負する大分南

2022/05/02
  • 高校総体

 県高校総体でトップバッターを切るサッカー男子。大会前1カ月を切り、優勝争いを繰り広げるであろう注目校の仕上がり具合をチェックする。第5回は攻守で統制がとれている大分南。

 

 ■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 1回戦棄権

全国高校選手権県予選 ベスト8

県高校総体 ベスト8

 

 新チームとなって最初の公式大会、県高校新人大会は棄権となり悔しい思いをした。練習も制限されたが、チームとしてできることを考える時間が増えたことで「やるべきことが明確になった」と三重野英人監督。

 

 秀でた選手はいないが、全選手が懸命にやるべきことを遂行する。ボールを保持しながら、サイドで勝負する。数的有利を作ることができなければ、すかさず逆サイドに振って再び攻撃を仕掛ける。精度の高いプレースキックを持ち味とする本住蓮(3年)のセットプレーも武器の一つ。守ってはしっかりブロックで固め、スペースを消すことが徹底し、ほころびは少ない。

 

 三重野監督は「プレーのタイミングや判断があやふやな部分がある。攻撃も打ち急ぐ傾向がある」と厳しい言葉を並べるが、県高校総体に向けて手応えを感じている。「自信を持ってプレーをすればいい。選手層を厚くして大会に備えたい」と話した。

 

攻守でまとまりのある大分南

 

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