
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
県高校総体でトップバッターを切るサッカー男子。大会前1カ月を切り、優勝争いを繰り広げるであろう注目校の仕上がり具合をチェックする。第4回は今大会の台風の目となりそうなダークホース、大分工業を紹介する。
■昨年度の主な成績■
県高校新人大会 3回戦棄権
全国高校選手権県予選 準優勝
県高校総体 ベスト8
昨年11月の全国高校選手権県予選では、決勝で涙をのんだ。その時にピッチに立っていた選手たちが主力となった新チームは、破壊力のある攻撃力が特徴だ。その攻撃陣を操るのが工藤渓(3年)。視野が広く、数的有利な状況を作り出すパスで、攻撃を組み立てる。
守備は昨年のチームからコンビを組む山本玲央と平松寛大の3年生センターバックの存在が大きい。チャレンジ&カバーのバランスが良く、互いに役割を心得て持ち味を引き出す。大きく崩れることはなく、攻撃陣が安心して専念できるのは後ろの安定感があるからこそ。
チームの実力を測るはずだった県高校新人大会は、選手が新型コロナウイルスに感染し棄権。実戦の場が限られたため、4月から始まった「高円宮杯JFA U―18リーグ(OFAリーグ)」を選手選考の場として多くのパターンを試している。友成義朗監督は「試合勘を戻し、誰が出てもベストメンバーといえるチームにしたい」と語った。
ノーシードから優勝を狙う大分工業
■主将が語る県総体のプラン■
DF山本玲央(3年)
Q:チームの見どころ
「後半に運動量が落ちることが課題だが、試合を重ねるごとに連係面を含めて良くなっている。昨年の選手権予選で決勝戦を経験したことが今のチームの自信になっている。早い時間帯に先制して、主導権を握るのが勝ちパターン」
Q:どんなプレーでチームの勝利に貢献したい?
「(工藤)渓を中心にパスで崩し、相手を翻弄(ほんろう)できる。必ず得点を取ってくれるので、僕ら守備陣がゼロに抑えれば勝てる。競り合いには自信があるので(相手の攻撃を)弾き返したい。県総体はノーシードからとなるが、勝つしかない。僕らの代で全国に出たい」
(柚野真也)
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