夏の主役たちvol.13 アーチェリー女子 メンタルを整え上位目指す大分東明
2021/08/13
- 高校総体
実力的には申し分ないチームだが、一番の懸念材料はメンタルの弱さ。本番で力を出し切れないことが多く、県高校総体や続く九州大会でもメンタルに左右される場面が目立った。特に渡辺は九州大会個人戦で優勝候補筆頭と言われながらも、緊張から調子を崩して予選敗退。その悔しさは今も胸に刻まれている。
大会後はメンタルを鍛えるべく、「お互いに声を掛け合う」「ネガティブにならない考え方を学ぶ」など様々な対策を実践。月1回行うミーティングでは“気持ちの共有”を目指し、活発な意見交換を行っている。
新型コロナウイルスの影響で昨年は大会が中止になったため、出場する3人は今回が初めての全国高校総体。不安もあるが、徳永は「目標はベスト4。チームはまとまりつつある」と力強く前を見据える。課題と向き合い、一つ上のステージを目指す大分東明。全国では一回り成長した姿を見せてくれるに違いない。
全国高校総体のアーチェリーは8月20、21日に福井県鯖江市東公園陸上競技場などで行われる。
チーム一丸となってベスト4を目指す
(甲斐理恵)