夏の主役たちvol.9 空手道女子 3年生を中心に気合十分、大分南が上位を狙う

2021/08/03
  • 高校総体

 地元開催となった全九州高校空手道競技大会の女子団体組手では、実力を出しきれず初戦敗退となったが、確かな手応えをつかんだ大分南。これまで県外の強豪校との試合ができずにいたが、実力が拮抗(きっこう)する真剣勝負の場は、全国高校総体に向けて予行練習となったことは間違いない。キャプテンの田村陽向(3年)は「九州大会では力の差を感じなかったが、かみ合わなかった。団体は、5人で最終的に勝つために、できることがある。それを突き詰めたい」と気持ちを引き締めた。

 

 6月の県高校総体では筋肉系のけがで試合前日まで松葉づえをついていた田村。個人組手で優勝候補と目されながらも、けがの影響であえなく負けたことで、団体戦に懸ける思いは人一倍だ。団体戦では先鋒となり、チームに勢いを与える役割を担う。得意の中段蹴りにキレが戻り、迫力のある攻撃力が増している。個人組手で優勝した川野佳歩(2年)は、高校に入学してから、田村ら力のある先輩と練習することで上達。安定感がある双子の真歩とともにチームの核となる。

 

全国に向けて気合が入る田村陽向

 

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