県高校総体 柔道女子団体 苦しみながらも頂点にたどり着いた大分西

2021/05/31
  • 高校総体

大分県高校総合体育大会

5月29日 昭和電工武道スポーツセンター

柔道女子団体 

決勝 大分西 2-1 柳ケ浦

 

 

 柔道の県高校総体、女子団体は前評判を覆した大分西が3連覇を成し遂げた。決勝を争った柳ケ浦は今大会個人戦全7階級のうち6階級を制し、準優勝進出は5人と圧倒的な選手層を誇った。対する大分西は試合前にメンバーの一人が体調不良で離脱、厳しい状況に追い込まれたが「3人で結果を出すしかない」と結束力を高めた。

 

 決勝は先に一本を取られ、後がない状況で中堅の堺田莉央、大将の二宮冴羽の二人の3年生が意地を見せた。堺田はこれまで一度も勝ったことのない相手に劣勢が続き、右腕を伸ばした瞬間に関節技を決められ万事休す。大分西の連覇の夢が途絶えたかに思えたが、堺田は「腕が折れてもいい」と相手を持ち上げ関節技を回避する。ここで戦況が一変。腕の痛みに堪えながらも素早い動きの相手をがっちりと組み止め、肩固めで一本を取り、二宮にいい形でバトンをつないだ。

 

勝利への執念を見せた堺田莉央

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ