#スポーツのチカラ 県高校総体 空手道女子 個人形は高橋、組手は佐藤が優勝

2020/07/20
  • 高校総体

 組手で優勝した佐藤は2年時に強豪・開新高校(熊本県)から転入したが、当初は競技から退いていた。ただ、新型コロナウイルスで多くの大会が中止になる中、県高校総体が開催されることを聞いた。「試合をしたくてもできない人がいる。熊本では県総体さえできない友だちの思いも一緒に」と奮い立った。ブランクはあったが、幼稚園年中の頃から蓄積された経験と「高校最後の公式戦への思い」が練習への意欲を高めた。

 

 身長152㌢と小柄だが、相手の動きを読む洞察力と俊敏な動きでノーシードから勝ち上がった。準決勝では得意の裏回し蹴りが決まり、決勝では「相手との距離間は良かった」と自分の間合いで終始圧倒。全4試合で相手に1ポイントも奪われることなく完勝した。「苦しい時期もあったけど納得できる形で終えることができた」と笑顔で振り返った。

 

 

組手優勝の佐藤伶里奏

 

 

(柚野真也)

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