#スポーツのチカラ 県高校総体 空手道男子 個人形は森山が3連覇、組手は大嶋が優勝

2020/07/14
  • 高校総体

 新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して“3年生のみ”の大会となった県高校総体の空手競技。多くの3年生が「今できることを出し切る」と話すなか、「勝負にこだわった」のが男子個人形で大会3連覇を達成した森山紀瞭(大分南)だった。

 

 中学の頃から全国大会で上位入賞の経験のある森山は、「高校では思うような結果を出せなかった。今年こそはと思っていたのだが…」。昨年11月の全九州高校新人大会で準優勝し、春の全国高校選抜大会、夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)で日本一を目指したが、「インターハイまでなくなるとは思ってもいなかった」と落胆した。

 

 学校が休止の間は幼稚園の頃から通った道場に毎日通った。来るべき大会に備えていただけに気持ちを整理するのには時間を要した。県高校総体開催を聞き、勝利の先に全国大会が存在しないことがわかっていたが「3連覇」を掲げ、一心不乱に練習に打ち込んだ。毎日の練習をビデオに撮影し、監督や仲間からのアドバイスを聞く。森山は「自分が良いと思った突きや蹴りの感覚が周りの評価とズレていたら得点は伸びない」と話す。採点方式の形において、客観視することで結果を残してきた森山流の練習方法だ。

 

形で3連覇した森山紀瞭

 

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