#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 弓道男子

2020/06/25
  • 高校総体

 県高校総体の弓道男子は7月11日、大分市の大洲総合運動公園弓技場で開催される。優勝候補には、県新人大会に優勝した佐伯豊南、昨冬の全国選抜に出場した中津南、県高校総体3連覇を狙う大分工業、選手層の厚い鶴崎工業などが挙がるが、実力は拮抗している。勝敗は、新型コロナウイルスの影響により中断された練習の再開から本番までの短い期間を“どう活用できるか”にかかっている。

  3連覇を狙う、総勢40人の大所帯となる大分工業を取材した。弓道場では選手たちが、黙々と弓を引いていた。矢を射る本数は1人あたり30本程度。他校と比べて少ないが、田中勉監督が赴任して以降、量より質にこだわる「理論的な弓道」を実践して結果を残してきた。選手たちは1本引くごとに「なぜ外れたのか」「的中率を上げるにはどうしたらいいのか」などを考え、自ら打開策を模索する。理屈が分かれば、少ない本数、短時間でも効果的に成果を上げることができるのだという。

 

 「大会に出場できる人数は決まっているが、全員で団結して後悔のない試合をしたい。目標はもちろん優勝」。そう力強く語るのはキャプテンの山本京典(3年)。全国高校総合体育大会(インターハイ)中止の報を受け、一時期目標を見失いかけたチームを鼓舞し、まとめてきた。「部員同士で話す機会や考える時間は部活休止前よりも増えた」と笑う。迷いの吹っ切れた笑顔には曇りがない。

 

一本に集中し量より質にこだわる

 

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