#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 バスケットボール男子
2020/06/20
- 高校総体
今年のチームに関して、末宗監督はアプローチを変えている。「自分たちの代でどんな伝統を残すか」と投げかけ、「勝ちにこだわってもいいし、チームに貢献できるプレーをすることでもいい。バスケを通じて今できること、未来につながることを見つけてほしい」と話したという。決して目標を失ったわけではない。チームにおける自分の役割を意識させることで個々の思いを結集させ、チームに今まで以上に一体感を芽生えさせたかったのだ。キャプテンの植山祐貴(3年)は「コミュニケーションをとり、ルーズボールへの執着など、やろうとしていたことをもう一度思いだしてがんばりたい。目指すはウインターカップベスト4」と、次の目標に向けて気持ちを切り替えている。
従来であれば多くの観客の声援が選手たちを後押しする試合会場だが、今年は会場への入場が制限され保護者は入れず、選手、役員など各校少数となる。末宗監督は「コートの中でバスケを楽しんでいる姿を見せたかった」と残念がったが、選手はバスケットボールができる喜びを感じながらプレーするつもりだ。
県総体はチーム一丸となって優勝を目指す
(黒木ゆか)