#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 バスケットボール男子
2020/06/20
- 高校総体
毎年、熱い試合が繰り広げられる県高校総体の男子バスケットボール。今年も優勝候補は別府溝部学園だ。一昨年に悲願の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)初出場を果たし、昨年は全国高校総合体育大会(インターハイ)にも初出場した。今年は新チーム初の公式戦となる県高校新人大会で優勝し、2年連続のインターハイ、3年連続のウインターカップ出場を狙っていただけに、インターハイ中止は悔やまれる。快進撃を続ける別府溝部の対抗馬は柳ケ浦、そして大分舞鶴、藤蔭と続く。上位は力が拮抗しており、優勝争いはし烈を極める。
別府溝部を取材したのは、練習が再開してまだ1週間の時期。練習休止の期間は一人ひとりが自覚を持ち、筋力強化など自宅でできることを徹底した。「モチベーションは思ったほど下がっていない。自分たちで考えて行動してくれた」と末宗直柔監督。普段から、何事においても“自覚を持つことの大切さ”を伝えてきた結果だろう。インターハイ中止が決定した今、ウインターカップが開催されることを信じて練習に励んでいる。末宗監督は練習が制限されたことでできた時間をいかに有効に使うか、選手も指導陣も日常を見直すいいきっかけになったと前向きにとらえている。
ウインターカップに向けて始動した別府溝部学園