#スポーツのチカラ 県高校総体直前特集 剣道男子

2020/06/15
  • 高校総体

 剣道男子は明豊が頭ひとつ抜けている。ここ数年、全国レベルの大会で結果を残し、昨年の全国高校総合体育大会(インターハイ)では過去最高の3位。悲願の日本一が見えてきた。それだけに新型コロナウイルスによって出場機会を奪われた全国高校選抜大会、そして、3年生が集大成と位置付けていたインターハイ中止の落胆は大きい。県高校総体の開催が決まったが、上級大会へ続く道はない。心技体を必要とする剣道。心を整える作業が明豊にとって最も重視されることになる。追うのが三重総合、大分、柳ケ浦となりそうだが、明豊と同時期に男子剣道部を創部した5年目の大分国際情報に勢いがある。

 

 初の団体戦優勝を目指す国際情報を取材した。男子剣道部は3年生が3人と少ないが、力のある2年生とともにチームを支える。今年1月の全国高校選抜大会県予選では4位に終わったが、決勝リーグに勝ち上がった3校の中で唯一明豊に引き分けた。高倉寛矢監督は「明豊が飛び抜けていることに変わりはないが、そろそろ勝ちたい。選手には常々、自分のできることをやり尽くすことを求めている。戦うステージに上がれば、後は迷いのない方が強い。制限はあるが、ようやく練習ができるようになったので大会までに迷いをなくしたい」と話す。

 

県総体に3年間の思いをぶつける国際情報の村田光(3年)

 

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