由布高校 集中力を高め、全国へ。不屈の精神が勝利を引き寄せる

2017/07/25
  • 高校総体

 多種多彩な運動競技があるが、“ライフル射撃”という部活動を持つ学校はそう多くはない。県高校総体で、由布高校の射撃部が男女ともに総合優勝。男子は7年連続7回目のインターハイ出場となり、その強さを確かなものにしている。しかし競技の特殊性ゆえ、入部したばかりの1年生はほぼ全てが競技未経験者。そのため、まず練習は基礎となる「構え」を習得することからスタートするのだという。

 

 部の門を叩く選手たちの過去の競技歴はバラバラ。それでも「身体能力や体格、性別を問わず戦えるのがライフル射撃のおもしろさ」と話す野畑卓宏監督の言葉通り、積み重ねてきた日々は裏切らない。

 

 小中学時代は野球部に所属していたというキャプテンの渡邊崇一朗は団体戦に続き、エアライフルの個人戦でも全国大会へ出場する。「基礎を身につけるのが難しく、入部から1年間は結果を出すことができなかった。でも今はこの競技を始めて心から良かったと思える。インターハイで悔いを残さないよう、残された時間でしっかりと調整をしていきたい」と意気込む。由布高校射撃部では、計14人の選手が個人戦でインターハイ出場の切符を掴んでいる。

 

体力や性別的な差が現れにくいライフル射撃は、

運動競技の中でも数少ない生涯スポーツ

 

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