フェンシング女子 別府翔青高校 初優勝の勢いそのままに全国へ

2019/07/21
  • 高校総体

全国高校総体の目標

ベスト4

 

 県高校総体の団体戦で念願の初優勝を果たし、全国高校総体出場を決めた別府翔青高校女子フェンシング部。部員は4人と少ないが、経験値や能力を備えた選手がそろう少数精鋭チームだ。県高校総体では経験値の高いキャプテンの幸野来美(3年)と岡田花鈴(2年)が実力通りに力を発揮し、決勝戦では古賀愛海(3年)の活躍が優勝への原動力となった。

 

 高校からフェンシングを始めた古賀は経験値が少なく、これまでは本来の実力を試合で発揮できない場面もあった。佐藤麻依子監督は「チーム1の努力家で一番真面目に練習する選手」と評価する。「3年間の努力の積み重ねを発揮すればいい」と声を掛け、後押しした。

 

 大分は全国でもレベルの高い選手が多く、「大分で団体戦優勝できたことは全国への自信につながる」と佐藤監督。勢いそのままに7月6、7日に行われた九州大会では団体戦準優勝と好結果を出した。九州大会では岡田の“攻めの姿勢”がチーム全体を鼓舞し、その雰囲気に引っ張られる形で幸野、古賀も積極的に仕掛ける場面が増えた。「岡田の調子が上がると雰囲気も良くなる。彼女がキーマンであることは間違いない」と佐藤監督が話すように、彼女の活躍が全国でも勝利へのカギとなるだろう。

 

 試合は一人の戦いだが、ピストの外から送られる仲間や応援団の声援を力に、それぞれが100%の実力を出し切り、上位を目指す。

 

チーム一体となって手にした九州大会準優勝

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ