バスケットボール男子 国体を目指す少年男子のラストピース・柳井瑛雄(大分上野丘2年) 【大分県】

2023/08/11
  • 国体

 リハビリ期間に、下半身だけでなく上半身の筋力アップに取り組み、一回り体が大きくなった。「自分より大きな相手に当たり負けしないようになった」(柳井)。最も身長が高いビッグマンとして期待が高まる柳井に対し、チームを指揮する中村誠監督(柳ケ浦)は、「チームの大黒柱としてゴール下を制圧してほしい」と期待する。自分の役割が明確になった柳井は、「自分の持ち味を出すだけ。周りは技術のある選手が多く、(チームに合流した当初は)緊張したが、今はプレーしやすい」と話す。

 

 19日から始まる国体九州ブロック予選に向けて、連係面の不安もなく、自身のコンディションもいい。個人記録である得点、リバウンド、アシスト、スチール(ボール奪取)、ブロックショット(相手のシュート阻止)の5項目について、1試合に2項目で2桁を記録する「ダブルダブル」を狙う。「得点とリバウンドで狙いたい」(柳井)と意欲を示す。1年の頃から指導する今村泰三監督(大分上野丘)は、「柳井のすごさはブロックショットにある。最高到達点までのスピードがあり、跳躍力がある。きっと県選抜の力になる」と送り出す。柳井が得点、リバウンド、ブロックショットで「トリプルダブル」を記録すれば、予選突破の可能性は限りなく高くなりそうだ。

 

ダブルダブルを狙うと意気込みを語った

 

 

(柚野真也)

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