
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
国体県予選を兼ねた「第4回大分県ビーチバレーボール選手権大会」があり、男子は鶴崎工業の田畑春樹・工藤悠人の3年生ペアが頂点に立った。二人は9月の「三重とこわか国体2021」に出場する。
18歳以下の24組が参加した今大会は1、2年生主体のペアが多かった中、「3年生の意地を見せたかった」と田畑・工藤ペアが奮起した。初戦から順当に勝ち上がり、2セットマッチとなる準決勝からの2試合もリードする展開で試合を進めた。1日5試合の過密スケジュール。普段はインドア(体育館で6人制バレーボール)の練習をする二人にとって、砂場のプレーは想定外の疲労となった。「踏み込みが全然違うし、レシーブの範囲も広がって慣れるまで大変だった」と工藤。「普段使わない筋肉に負担がかかった」と田畑はけいれんする足を引きずりながらも最後までボールを追った。
息の合ったプレーで勝ち進んだ
小学1年生から一緒にバレーを始めた二人。「12年も一緒にバレーをしているので、次にどんなプレーをしたいか分かる」(田畑)と息の合ったコンビネーションで得点を重ねた。これまで九州大会の出場はあったが、全国の舞台は初めてとなる。工藤は「出場するからには勝ちにこだわりたい」と意欲を見せた。
全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の出場を目指す二人にとって、ビーチバレーで結果を残したことは大きな自信となった。田畑は「これまで練習してきたことがビーチでも通用した。春の高校バレー予選に向けて勢いがつく」と話し、工藤は「相手選手の動きを見てプレーすることなどビーチで得たことを生かしたい。12年間の集大成の場としたい」とビーチに続き、インドアでも全国を目指す。
小学1年生から一緒にプレーする田畑春樹(右)・工藤悠人ペア
(柚野真也)
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