スポーツクライミング少年男子 7年ぶりの本戦出場、目指すは予選突破

2019/09/27
  • 国体

 7年ぶりに国体出場を決めたスポーツクライミングの少年男子。国体で実施されるのはリードとボルダリングの2種目で、2人1組でチームを構成し、それぞれの順位を掛け算して優劣を決める。九州ブロック大会では、リードで大後戸陽太(大東中3年)がトップに立ち、続くボルダリングでも上位に食らいつく。森響生(竹田高3年)が堅実な登りで要所を抑え、総合3位で国体出場権を射止めた。

 

 成長著しい大後戸は、小学6年からクライミングを始め、1年余りで「ボルダリングユース日本選手権鳥取大会2017」で優勝した経歴を持つ。生後8カ月で始めた水泳の持久力と、壁に埋め込まれたホールド(突起物)を軽やかに登る瞬発力と力強さを併せ持つ。

 九州ブロック大会ではリードの課題を見た瞬間に、「ホールドの感覚が狭く、リーチが長くない自分の得意なコースだった。(登る)ルートをイメージできた」と一気に壁を駆け上がった。

 初めての国体出場となるが緊張した様子はなく、「リードもボルダリングも調子はいい。どれだけ自分が通用するのか楽しみ」と本番が待ち遠しそうだった。

 

瞬発力と力強さを併せ持つ大後戸陽太

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