全国高校選抜重量挙げ女子64㌔級優勝 立川千夏(大分工業3年) 高校日本記録更新は射程圏内

2019/04/12
  • 春の全国大会

 指導する梶原誠監督は、「特筆すべき筋力はないが、バランスの良さが持ち味。性格も素直で、自分に限界をつくらない。練習すればするほど伸びる」と話し、「この1年で高校日本記録を塗り替えることができると思っている。日本代表を狙える逸材」と絶賛する。20㌔のバーを挙げることさえ困難だった初心者は、2年間の努力が形となり、今では自己ベスト176㌔(スナッチ82㌔、ジャーク94㌔)を挙げる。

 

 右肩上がりに成長する立川は「先輩や周りのサポートのおかげでここまで成長できた。試合では梶原先生がセコンドに付き、私が競技に集中できるようにしてくれる」と感謝を忘れない。そして、「技術的な部分も筋力もまだまだ。しっかり練習して、メンタルも強くなれば記録は伸ばせる」と向上心を持って練習に打ち込む。競技を始めて、もうすぐ2年が経つ。「目標を明確にして、達成するやりがいを知った。重量挙げのおかげで(九州大会や全国大会など)他県である上級大会に行けて楽しい。まさかこんな高校生活を送れるとは思ってもいなかった。重い荷物を軽々持てるようになった」と笑う。

 重量挙げの面白さに気づき、充実した日々を送っている。

 

今年は高校新記録を狙う

 

(柚野真也)

 

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