なぎなた男子個人試合 入江晃太(大分西1年) 向上心が成長を増幅する

2019/03/31
  • 春の全国大会

 全国高校なぎなた選抜大会が24日、兵庫県であり、男子個人試合に出場した入江晃太(大分西1年)が準優勝した。入江は「初出場だったし失うものは何もなかった。気持ちが前向きで攻める姿勢を貫けた」と振り返る。

 

 初戦から得意の面打ちが決まり、勢いに乗った。準々決勝で前年度優勝者と対戦するも臆することなく立ち向かう。「向かっていく姿勢が会場を味方につけ、審判にも好印象を与えた」と小野博美監督。大きな声援を背に、早い時間帯に決まった面を守ることなく、その後も攻め続けて勝利。準決勝でも快勝した。決勝は「欲が出てしまった。勝ちたい気持ちが動きを固くした」(入江)。日本一には届かなかったが、全国レベルを経験できたことは大きな収穫となった。

 

 小学2年から剣道で腕を磨いた入江は、高校入学を機になぎなたをはじめた。理由は「剣道部がなかったから」。竹刀を薙刀(なぎなた)に持ち替えたが、構えの向きや距離感が異なり、似て非なるものであった。剣道2段の腕前の入江であっても慣れるまで時間はかかったが、新しい武道の体得は新鮮だった。小野監督は「練習熱心で向上心がある。自分でいろんな技に挑戦している。習得するまでもう少し時間はかかると思うが、楽しくて仕方がないという感じがにじみ出ている」と目を細める。

 

全国選抜では快進撃し準優勝

 

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