相撲個人80㌔級3位 中畑良柊(中津東2年) 小よく大を制す
2019/03/27
- 春の全国大会
17日に高知県であった全国高校相撲選抜大会の個人80㌔級で3位タイとなった中畑良柊(中津東2年)。小兵ながら体格で上回る相手を次々とねじ伏せた。「思ったより緊張せず、新しい攻め方ができた。インターハイ、国体でもっといい結果を残したい」と笑みを浮かべた。
今大会、2回戦からの出場となった中畑は、準決勝まで危なげなく勝ち上がった。取り組み内容も良く、ひと回りもふた回りも大きな相手に「すくいなげ」「おしたおし」「よりきり」と柔軟に対応した。恒賀正則監督は「スピードでかき回した。良くも悪くも自分の型がないのが武器」と話す。
高校相撲において体重は無条件に大きなアドバンテージとなるが、170㌢、68㌔の中畑は高い身体能力で補う。低い姿勢から素早く相手の懐に入り込み、ぐいぐいと攻め込む。振られてもはたかれても、驚異の粘り腰で勝機を見出す。その取り組みは、見る者を魅了する。準決勝では取り直しの末に黒星となったが、会場からは大きな拍手が起きた。
全国高校総体、国体でも上位を目指す中畑良柊