アーチェリー男女 県勢は4選手が出場
2019/03/23
- 春の全国大会
筒井楓
2001年4月27日生まれ、168cm、大東中学校出身
大分県国体選手選考会での好記録を出し、シード枠上位で全国選抜大会に出場する。筒井の強さを支えるのは恵まれた体にある。168cmの長身、剣道で鍛えた肩周り、長い手足から打ち出す矢はスピードがあり、的をまっすぐに射抜く。その射形はほれぼれするほど美しい。
アーチェリーに興味を持ったのは中学3年の頃。高校でアーチェリーをしていた姉の練習に参加し、的に当たる面白さに魅了されたのがきっかけだった。入学した大分舞鶴高校にアーチェリー部はなかったが、社会人選手や他校の選手と練習を重ねる中で着実に力を伸ばしてきた。「見ていると、とにかくアーチェリーが好きなのが伝わってくる。真面目にこつこつ練習し、課題も一つずつ克服してきた」。そう話すのは筒井が初心者の頃から一緒に練習し、サポートしてきた社会人選手。昨年のU-17・ナショナルチーム入りは年齢制限のため逃したが、その実力は全国でも十分通用する。
現在は看護師を目指し勉強に力を入れているため、十分な練習量を確保できないのが悩み。「全国大会まであとわずか。できるだけアーチェリーに集中して勘を取り戻したい」。自他共に認める負けず嫌い。これまで切磋琢磨してきた県外の友人であるライバルたちに負けたくないという気持ちが強い。目標であるベスト16に向け、ひたむきに練習に取り組んでいる。
(甲斐理恵)