フェンシング男子 別府翔青 経験を自信に初戦突破目指す

2019/03/06
  • 春の全国大会

この選手に注目

 

小田翔一朗(2年)

専門はフルーレ、エペ、2001年8月29日生まれ、185cm、56kg、日出中学校出身

 

 九州大会1回戦の諫早 (長崎県)との対戦では、一時ポイントを10点差まで広げられたが、小田が落ち着いて取り返し逆転勝利した。小学生の頃からフェンシングを続けている小田は、経験豊富で精神的支柱となる頼れる存在。185cmの長身から繰り出される技について、「遠い距離でも仕掛けられるし、カウンター的な剣さばきもうまい」と日名子監督も評価する。他の部員は小田を見本として技術向上に励み、それに対して小田がアドバイスするなど選手同士で技術を高め合う。

 小田は団体戦で勝てた理由について、「誰かの短所は他の誰かがカバーする。それぞれの長所と短所を全員で補い合える選手がそろっている」と話す。互いに助け合い、チーム一丸となって戦える体制が整っていると自信を持っている。

 チームの課題は大会初戦から力を出せる精神力の強化と認識している。「全国選抜大会はトーナメント戦なので一度負けたら終わり。僕は経験が多い分、みんなをカバーしたい」とチームを引っ張る覚悟だ。まずは緊張をはねのけて初戦突破が目標となる。

 

 

(黒木ゆか)

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