卓球女子 明豊 経験積み、自信をつける
2019/03/05
- 春の全国大会
全国選抜に向けて強化する3つのテーマ
・攻撃の成功率アップ
・パワフルな攻撃
・変化をつける
昨年12月に行われた全九州高校新人卓球大会で団体戦8位に入賞した明豊高校女子卓球部。準優勝して全国高校選抜大会への切符を手に入れた男子と異なり、最下位通過となった今大会ではさまざまな課題も見つかった。
松本香織監督は「圧倒的に経験値が足りない」と話す。卒業した3年生が主力だった前大会は準優勝し、勢いそのままに県高校総体で個人・団体ともに制し、全国高校総体に出場した。新チームとなり、ほとんどの1、2年生は実戦経験に乏しく、それが実力を発揮しきれない「メンタルの弱さ」につながっているという。今大会では上位チームと比べ実力が大きく劣っていたわけではない。負けた試合は全て接戦だったが、勝負どころで消極的になり“あと1本”に手が届かなかった。
メンタルの弱さは攻撃面にも影響する。ラリーではミスをしたくないという思いから、「確実に相手に返す」ことを優先。結果、チャンスボールを与えてしまい、失点につながることが多かった。ミスを恐れず、積極的に点を取りにいく姿勢を身に付けられるか、競った場面で冷静に対処し、実力を発揮できるか。勝利の鍵はメンタルの強化にあるといっても過言ではない。
現在は積極的なスタイルを目指し、攻撃の強化に力を入れている。「3球目攻撃の成功率を上げる」、「力強い、威力のある攻撃をする」、「攻撃に変化をつける」など確実に1本を取るために実践的な練習に取り組んでいる。真面目で一生懸命な選手が多い新チーム。課題は多いものの、反省と修正を繰り返しながら、着実に前へ進んでいる。
経験を積み、さらなる活躍が期待される