卓球男子 明豊 ベスト8より先はメンタルが重要
2019/02/27
- 春の全国大会
全国選抜に向けて強化する3つのテーマ
・ダブルス強化
・バックハンド強化
・メンタル強化
県内屈指の強豪校として、常に全国の舞台を見据える明豊高校男子卓球部。3年生が抜け、新体制となってもその強さは変わらない。昨年12月に行われた全九州高校新人卓球大会で団体戦2位となり、危なげなく全国高校選抜大会(3月26~28日、北九州市)出場を決めた。
新チームに突出した選手はいないが、個々の能力は総じて高い。絶対的エースを軸に戦った昨年と違い、今年は選手層の厚さを武器に総合力で勝負する。九州大会以降、県外遠征や強化試合を重ね、底上げも順調だ。藤本賢司総監督は「全国大会でベスト8以上にいける力がある」と自信を見せる。
全国で確実に勝利するには、技術の精度を高める必要がある。現在は、団体戦で重要なダブルスのサーブ、バックハンドの技術向上に力を注いでいる「決められた場所にサーブを打つダブルスでは、高さ、長さ、回転など繊細なコントロールが求められる。先手を打って相手の攻撃を封じることができなければ勝てない」(藤本総監督)。一般的には“つなぎ”のイメージがあるバックハンドで、いかに鋭く安定した球(決定打)を打てるかが勝敗を左右する大きなポイントになる。
技術にも増して重要なのがメンタル。藤本総監督は「だらしない生活が心に甘えや隙をつくる」と、日常生活の大切さを説く。あいさつをする、字をきれいに書く、テスト勉強をする…。選手たちは日々の生活を見直し、自分自身と向き合うことで強いメンタルを育み、大きな成長を遂げようとしている。
全国選抜大会まであと1カ月弱。練習が行われる体育館には熱気がこもり、選手一人ひとりから「全国で勝つ」という気迫が伝わってくる。
九州高校新人大会では団体準優勝となった