ソフトテニス女子 明豊 平常心でプレッシャーに打ち勝つ
2019/02/26
- 春の全国大会
全国選抜に向けて強化する3つのテーマ
・「想定外」への対応力
・ミスをしないためのリズム
・勢いを大切にする
昨年12月に行われた全日本高校選抜ソフトテニス競技大会九州予選を兼ねた九州高校新人大会で準優勝した明豊。昨年の4位を上回る好成績で全国大会(3月28~30日、愛知県)出場を決めたが、吉良洋介監督は「この冬までの成果を出すことができれば、優勝する力は十分にあった」と振り返る。キャプテンの真島千奈(2年)も「準決勝までは勢いに乗ることができたが、決勝で普段の力が出せなかった」と悔しさをにじませた。
技術ではこれまでの先輩たちにも負けない実力を備えている。いつもの調子を発揮できない要因の一つに、吉良監督は彼女たちの真面目さを挙げる。ひたむきに練習を重ね、常に上を目指して一生懸命…。決して悪いことではないが、真面目であるが故に考え過ぎてしまい、勝ちにこだわるあまりいつも通りのプレーができずに惜敗する試合も少なくない。
他にもプレッシャーのない状態でぶつかってくるチームに対して、その雰囲気に圧倒されてしまう一面もある。吉良監督は「厳しい状況でもいかにテニスを楽しめるかが大切」と話す。そうすればミスも減り、自分たちの流れで思い通りの試合運びができるはず。大会後は「想定外」への対応力を身に付けるため、試合における“緊張と緩和のバランス”の強化を図った。
今年のチーム目標は“進化”。プレッシャーの中でも本来の力を100%発揮できるようになれば、全国でも上位を狙えるテクニックを備えている。3月の全国選抜大会に向けますます勢いづき、活躍してくれることだろう。
九州2位で全国選抜に出場する