剣道 明豊高校 強豪校に勝ち頂点を目指す
2018/03/18
- 春の全国大会
明豊高校剣道部は、創部2年目となる今年度も全国高校総体に続き、全国高校選抜大会に出場する。県内での強さは今や盤石のものとなっているが、九州、全国を舞台とした戦いになるとまだまだ課題が残る。
かつて日田高校を全国一へと導いた名将岩本貴光総監督が、「九州で勝ち進むことは、全国で勝ち進むよりも難しい」と話すように、九州地区は全国屈指の強豪校がひしめく大激戦区だ。明豊は2月の九州高校選抜大会では準決勝で東福岡高校(福岡)に代表戦の末に敗れた。全国高校選抜大会前の腕試しとして臨んだ大霧島旗争奪高校剣道錬成大会でも西日本の強豪校を相手に準決勝まで勝ち進んだが、九州学院高校(熊本)に惜しくも敗れ3位となった。いずれもあと一歩で勝つことができなかった。
全国高校選抜大会では、順当に勝ち進めば3回戦で対戦する育英(兵庫)との試合が重要になると岩本総監督は分析する。「ここで勝利すれば一気に勢いに乗って優勝も狙える。主力の中尾泰真(2年)、武蔵治斗(2年)の存在が大きいが、堤光誠(1年)も急成長しており、試合での勝負強さを持っている」と期待を寄せる。先鋒での出場が予定されている堤が後続を勢いづける起爆剤になれば、全国制覇も射程圏内に入ってくる。
主力としてチームを引っ張る中尾泰真