フェンシング 別府翔青高校 エース上野と共に戦うラストゲーム
2018/03/15
- 春の全国大会
1月の全九州高校選抜大会(学校対抗戦)でフルーレ優勝、サーブル4位入賞を果たし、今月24日から行われる全国高校選抜大会に2種目の出場を決めた別府翔青女子フェンシング部。個人では国際大会優勝など、上野優佳(1年)の活躍が知られるが、学校対抗戦では全国でなかなか勝てていない。「全員が力をつけないと全国で上を目指すのは難しい」(日名子聖也監督)と、選手個々の力を伸ばすことを課題に練習に取り組んでいる。上野は4月から関東の学校へ拠点を移すことが決まり、一緒に戦える最後の試合となるため、チームメイトたちの意気込みは今まで以上に強い。
技の応酬はもちろん、相手との駆け引きも重要なフェンシングにおいて、経験値も勝因のひとつ。高校からフェンシングを始めた選手が多い翔青にとって、試合で経験不足が現れることもあるが、フェンシングに対する情熱とチームでの勝利に対する思いでカバーする。昨年の県高校新人大会フルーレは上野の逆転勝利による優勝だった。キャプテンの板山梨音(2年)は「優佳ちゃんに頼って勝てた試合も多い。チームで勝つためにはみんなでレベルアップしなければいけない」と話す。全員が自覚し、ひとつでも多くの技を身につけるべく練習に励み、少しずつだが個の能力がアップしている。「九州大会では試合の組み立て方や、今何をしなければならないのかなどを考えながら戦えた試合も多かった」と日名子監督はその成長ぶりを評価している。全国高校選抜大会ではベスト4という高い目標に挑む。
年代別カテゴリーの日本代表として活躍する上野優佳