ソフトボール 昭和学園高校 守り抜き初戦突破が目標

2018/03/09
  • 春の全国大会

 「全てはチームのために」をモットーに、チームワークを第一に考え、厳しい練習に取り組んでいる昭和学園高校ソフトボール部。昨年11月の県高校新人大会で優勝し、全国高校選抜大会に8年ぶりに出場する。齋藤貴志監督は「久しぶりの出場となるが勝ちにいく」と勝負に徹する覚悟だ。

 

 県高校新人大会では投打がかみ合い、危なげなく勝ち上がったが、齋藤監督は「ベスト4以上のチームの実力は同じ。我々は大会前から選手のコンディションが良く、優勢に試合を進めることができただけ」と振り返る。大会後は全国高校選抜大会に向けて強化を図った。「全国強豪校に勝つための戦い方がある。ピッチャーのレベルが高いので大量得点で打ち勝つことは厳しい。最少失点に持ち込んで僅差で勝つしかない」と、投手を中心とした守備の連携に練習時間を割いた。

 

 エースの久保結穂里(2年)は左利きの技巧派だ。昨夏はひじのけがで3カ月ほど投球練習ができなかったが、走り込んだことで下半身が安定し制球力が増した。「球速はないがスライドする変化球は打ちにくい。中学生の時に全国大会を経験した実績があり、大舞台に強い」と齋藤監督の信頼は厚い。県高校新人大会は決勝戦で投げたが、本人は納得していない。「冬場に投げ込んで思うようなボールが投げられるようになった。チーム全体で一つでも多く勝ちたい」と完全復活を期す。

 

 攻撃の中心は3番の熊谷彩乃。1年生ながら主軸を担う。足が速く、長打力もある。「チャンスは必ずあると思うので、そこで打てるように集中したい」と自分の役割を理解している。キャプテンの河上明日香(2年)は、「守備から流れを作り、接戦をものにしたい。そのためにもチーム全体で戦う雰囲気をつくりたい」と力強く語った。

 

けがから復帰したエースの久保結穂里 

 

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