バドミントン 昭和学園高校 自分たちから先に仕掛ける

2018/03/05
  • 春の全国大会

 部員7人だが少数精鋭の昭和学園バトミントン部。その実力は昨年12月に行われた全九州高校選抜バドミントン大会の学校対抗戦で証明した。準決勝で全国屈指の強豪校・九州国際大付属(福岡)を破り、決勝では諫早商業(長崎)に惜敗したが全国高校選抜大会に出場権を得た。吉田太郎監督は「相手がミスするまで粘った結果の準優勝。みんな辛抱強く戦えるようになった」と振り返る。

 

 チームを引っ張るのは伊藤汐里(2年)と飯田朱音(1年)、草野真央(1年)の3本柱。唯一の2年生でチームを引っ張る伊藤は、チームの精神的支柱。美しいフォームからキレのあるショットを打つ。オールラウンダーの飯田はフットワークを武器にストローク戦を得意とする。長いスランプを脱出した草野は身体能力が高く、力強いショットで相手を圧倒する。

 

 団体戦(2復・3単)ではシングルス3試合のうち飯田を相手エースにぶつけ、オーダーを組む。吉田監督は「苦手なスタイルがなく、どんな相手でも接戦に持っていく数値で測れない強さがある」と信頼している。ダブルスは選手の相性や対戦相手、コンディションにより選手を選考する。これまでは伊藤、飯田がペアを組むことが多かったが、「最近は草野の調子が上がっているので誰と組ませるか楽しみ」と吉田監督。3本柱の選手以外も実力を付けており、全国に向けて明るい材料は多い。

 

 戦い方はこれまでの守備的なバドミントンから攻撃的スタイルに移行。「全国の強豪校に比べ体格で劣るので、自分たちから先に仕掛けなければ勝てない。常に先手を取って有利に試合を進めたい」と全国で結果を出すために変化を遂げ、まずは目先の1勝を狙う。

 

勝利のカギを握る伊藤・飯田ペア

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ