ピックアッププレーヤー ソフトテニス女子 純粋な思いを力とする片山伊織(明豊1年) 【大分県】

2025/03/27
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  • 春の全国大会

 再びテニスを楽しむことができるようになると、「勝たないといけない」ではなく、自然と「勝ちたい」という思いが湧いてきたという片山。「上には上がいる。私はまだプレッシャーを感じるほどのプレーはしていない。(低迷していた頃のように)守りに入った負けないためのテニスではなく、積極的に攻め、相手にプレッシャーを与えて勝つテニスで日本一を目指したい。チームの一番手として楽しく元気にプレーし、みんなを安心させるのも私の役目」とエースとしての自覚も芽生えた。

 西村知樹監督は「勝負勘が抜群に良い選手。相手の動きを予測するのが得意で、どんなボールにも対応できる。精神的にも成長した。人前では決して弱音は吐かず、1年生ながらチームの精神的支柱としての役割も果たしている」と大きな信頼を寄せている。

 

 「全中で結果が残せなくて悔しかったけど、そのおかげで明豊に来られた。テニスの神様が明豊に導くためにそうしたのかもしれない。高校3年間を、人生で一番頑張った3年間にしたい」。そう話す片山には3年間でかなえたい夢がたくさんある。日本一になること、自分のプレーで見ている人を元気にすること、楽しいプレーを通じてソフトテニス人口の増加に貢献することなど。全てに共通するのは一人でも多くの人を笑顔にしたい、自分以外の誰かのために頑張りたいという思い。努力と根性、純粋な思いを力に、全国選抜では大きく飛躍する姿を見せてくれるに違いない。

 

「日本一になることが目標」と語った

 

 

(甲斐理恵) 

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