全国高校選抜大会 ハンドボール男子 努力のチーム大分雄城台が旋風起こす 【大分県】

2025/03/01
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  • 春の全国大会

 その後の九州選抜大会では思うような結果を残せなかったが、チームの戦い方が明確になった。ロースコアの展開に持ち込み、相手を25、26点に抑える。4-2や5-1の変則ディフェンスを使い分ける。市川は「守備でリズムをつくり、粘り強く戦えるようになった。自分たちの強みが明確になった」と実感を込めた。

 

 現在、全国大会に向けた仕上げの段階に入っている。AチームとBチームの区別をなくし、全員にチャンスがある環境をつくることで、競争意識を高める狙いだ。3月初旬までは個人の技術と能力の強化に集中し、その後、チーム戦術を練り上げる。さらに、九州の強豪校と練習試合を重ね、実戦を通して最終調整を進める。

 

 全国選抜では初戦(2回戦)の相手が岐阜東に決まった。平井監督は「緊張すると思うし、接戦になるだろう」とみている。勝てば3回戦で優勝候補の総社(岡山)と対戦することになる。市川は「総社はサニックスカップを制した全国トップクラスのチームだが、地元開催の強みを生かしてジャイアントキリングを狙いたい」と意気込む。

 チームの努力が実を結び、地元に歓喜の瞬間をもたらすはずだ。

 

まずは初戦突破を目指す

 

 

(柚野真也)

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