全国高校剣道選抜大会県予選 男子団体 「王者の剣道」を披露した明豊が9連覇達成 【大分県】
2025/01/28
- 新着
- 春の全国大会
第22回全国高校剣道選抜大会大分県予選 男子団体
1月26日 クラサス武道スポーツセンター武道場
(決勝リーグ)
明豊3勝(3-0鶴崎、2-0杵築、4-0東九州龍谷)
全国高校剣道選抜大会県予選があり、男子団体戦で明豊が圧倒的な力を見せつけ、9連覇を成し遂げた。予選の2試合、そして決勝リーグの3試合を通して一切の隙を見せず、「王者の剣道」を披露した。岩本貴光監督は「危なげなく戦えた」と選手たちの冷静な戦いぶりを称賛。試合ごとにメンバーのオーダーを変えず、確固たる戦術を貫いたことが、安定した強さの要因だった。「基本的にオーダーをほとんど変えない。それが一番流れをつくりやすい」と語る岩本監督の采配が勝利を導いた。
注目すべきは、次鋒を務めた宮川太良(2年)の活躍だ。すべての試合で確実にポイントを重ね、後続の選手たちに勢いをもたらした。宮川は「自分の持ち味は1本を確実に打ち抜く力強さ。それを試合で発揮することを目標にした」と語る。力強い打突を武器にチームをけん引する姿は、まさに「頼れる次鋒」だった。試合後、宮川は勝利への喜びを口にしつつも、自身のプレーに厳しい評価を下した。「最後の試合では1本を取られてしまった。すぐに2本取り返せたが、県予選で満足してはいけない。全国で全勝してこそ真の実力が証明されると思っている」と、すでに先を見据えている。
頼れる次鋒・宮川太良