全国高校剣道選抜県予選特集 女子(4)佐伯鶴城 一心不乱に努力を続け、本気で優勝狙う 【大分県】
2025/01/18
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チームの練習は、本番を見据えた技術向上を中心に実施している。選手たちはそれぞれの課題を克服するため、自主的に考え、トレーニングメニューを組み立てる。さらに、九州各県の代表レベルの学校との練習試合では積極的に胸を借り、実戦の感覚を磨いている。
泉英明監督は「限られた練習時間の中で何ができるのか。選手自ら目標を設定し、考え、行動することが大切。本気で強くなりたいと思えば、先輩の顔付きや行動から多くを学ぶことができるし、目指すべき理想像も見えてくる。何より本気になれば、できることに気づく」と語る。その指導方針のもと、選手たちは自らの課題と向き合い、一心不乱に努力を続けている。
また、「文武不岐」の精神を掲げており、剣道だけでなく学業や日々の生活態度にも重きを置いている。練習試合での強豪校の動きや行動を観察し、自分たちに足りないものを探し出し、成長へとつなげている。
目標は明確だ。全国選抜大会への出場、そして全国の舞台でのさらなる活躍。現在の2年生は、1年生の頃に目の当たりにした先輩たちの全国3位という偉業に心を打たれ、その背中を追い続けてきた。宮崎は「メンバーが4人というハンデはあるが、それぞれが得意技に磨きをかけ、全国選抜出場を目指す。(全国選抜3位になった)先輩たちに少しでも近づきたい」と強い気持ちで大会へ臨む。
少数精鋭で優勝目指す
(甲斐理恵)