全国高校剣道選抜県予選特集 女子(1)明豊 連覇への道を自分たちの力で切り開く 【大分県】

2025/01/09
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  • 春の全国大会

 剣道の全国高校選抜大会の県予選が26日に開催される。昨夏の全国高校総体で男子の明豊が準優勝、女子の明豊が3位となったことで、出場枠は男女とも2枠に増える。新チーム結成後も県内負け知らずの明豊が男女とも頭一つ抜けているが、残りの1枠を懸けて激しい戦いが予想される。男女それぞれの有力チーム、注目選手を紹介する。

 

 昨年の全国高校選抜大会の女子団体戦で悲願の初優勝を果たした明豊。創部10年未満ながらも、高校剣道の四大大会(全国選抜、魁星旗、玉竜旗、全国総体)は、直近3年間に優勝1回、準優勝7回という実績を誇る。今年最初の四大大会となる全国選抜で連覇を目指している。その第一歩として県予選突破が重要なミッションとなる。

 

 新チームは、昨年の全国高校総体で3位を経験したメンバー5人を中心に編成され、過去のチームと比べても戦力的に充実している。唯一の懸念材料は大黒柱の3年生が1人抜けた穴埋めだったが、大前瑶華(2年)と中元緑映(同)の二枚看板で目処が立った。岩本貴光監督は「昨年は大エース1人に頼ったチームだった。今年は2人の柱がいることで安定感が増した」と手応えを感じている。さらに、1年生ながら頭角を現した渡辺愛菜の活躍が、新チームの大きな武器となっている。冬休み中の関東遠征で大きく成長を見せた。「破壊力が増して、アグレッシブな剣道を展開する。非常に高いポテンシャルを持っている」(岩本監督)と期待は大きい。

 

仕上がり具合は良く、稽古の雰囲気も良好

 

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