全国高校剣道選抜県予選特集 男子(1)明豊 不動心で県予選突破し日本一へ 【大分県】

2025/01/08
  • 春の全国大会

 剣道の全国高校選抜大会県予選が26日に開催される。昨夏の全国高校総体で男子の明豊が準優勝、女子の明豊が3位となったことで、出場枠は男女とも2枠に増える。新チーム結成後も県内負け知らずの明豊が男女とも頭一つ抜けているが、残りの1枠を懸けて激しい戦いが予想される。男女それぞれの有力チーム、注目選手を紹介する。

 

 男子の優勝候補筆頭は明豊。昨夏の全国高校総体で準優勝に輝いたメンバーは総入れ替えとなったが、戦力はさらに磨きがかかっている。岩本貴光監督は「実力は昨年以上」と自信をにじませる。「力のある2年生が冬の練習で大きく成長した。その結果、全国の強豪校とも互角以上に戦える実力を付けている。この調子で、全国選抜大会に向けてさらに努力を重ねてほしい。その前に行われる県予選では、自分たちの力をしっかり発揮し、確実に勝ち抜いてほしい」。選手たちへの期待と信頼が見て取れる。

 

 昨年のチーム編成で最も難航したのが、「大将を誰にするか」だった。全国高校総体が終了したタイミングで、岩本監督は高松宥人(2年)を大将に据えることを決断。以来、高松を中心としたチームづくりを進めてきた。「高松は柔軟で応じ技が得意。攻守のバランスが取れている。本番でも力を発揮してほしい」と岩本監督。大将が決まったことで、他のメンバーのオーダーもスムーズに組めるようになった。大将が絶対的な存在として固定できると、チーム全体が安心して試合に臨める。

 

新チームになってから、竹刀を多く振り稽古を重ねた

 

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