全国高校選抜大会 なぎなた女子 上杉真子(大分西3年)が個人準V 【大分県】

2024/04/14
  • 春の全国大会

 2m超えるなぎなたを自在に操るには時間がかかった。リーチの短さを恨んだこともあったが、小さいからこその俊敏さを全面に出すことを追い求めた。結果はすぐに出なかったが、昨年6月の県高校総体の個人戦でベスト4入りしてから、「1本を取るコツをつかんだ」(上杉)。全国高校総体(インターハイ)、国体の団体戦でメンバー入りしたが、試合には出られなかった。それでも全国大会の雰囲気を肌で感じ、「優勝した選手の喜ぶ姿が輝いていた。自分もあんな風になりたい」と強く思えた。

 

 初めて出場した全国選抜はハプニングの連続だった。初日は緊張で体が重く、思うように動けなかった。2日目は左足をひねり、痛み止めを飲み、試合の合間に氷で患部を冷やしての臨戦態勢。「痛みはあったけど、いい具合に力を抜けた。集中力も増した」という。団体、個人戦合わせて10試合をこなした。痛みを乗り越え、つかんだ勝利は格別だったようだ。「結果には満足しているが、次の目標がある。インターハイ、国体で日本一になって3冠を達成したい」。足の痛みは消えたが、日本一への思いは増すばかり。「追われる立場になったが、一戦必勝の思いは変わらない」と前を見据えた。

 

全国高校総体、国体でも日本一を目指す

 

 

(柚野真也)

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